蛇足的独言
ぼっちオタクのチラ裏。ネタバレ全開、攻略情報や二次創作・イラスト等は一切ありません。この愛も憎しみもすべてのものを冥加玲士に捧ぐ。
※ブログ主ははこだてあまねアレルギーなのでご注意ください
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
感想丸
真田が勝つって知っているせいなのか何なのか、緊迫感というよりは、真田家の歴史で重要な場面である第一次上田合戦において人間ドラマをどのように描くのかという見方で堪能した感じ。
迫力に欠けた合戦シーンだった、と言ってしまえばそれまでかもしれないけれど、『真田丸』というドラマで大事なのはそこではない。
血の通った歴史が描かれていることこそ、真田丸なのだ。
軽く予習はしてるが、今回の『高砂』は知らなかった無知な私。
ありがたくも#真田丸のツイートで「現代で言えばいきなりCAN YOU CEREBLATE?を歌いだすようなもの」とわかりやすく解説されてる方をお見かけして、めちゃくちゃ納得した。
戦場で対峙してる敵がいきなり「きゃにゅせれぶれーい♪」なんて歌いだしたらそりゃあムカつくわなw
大坂冬の陣でもたしか真田丸(本物)から敵軍を挑発したんだよね。
「徳川には男がいない」とか煽ったのは夏の陣だっけ?
信繁は生涯この路線なのかw
あと、今回の裏舞台で散っていったお梅。
この子、百姓なんだよね。
村同士の諍いがあったときに我先にと飛び出していって最前線で戦ってたんだよね。
百姓ゆえに、自分たちの土地は自分たちの力で守ることが当然なわけで。
だから飛び出して行った。
なぜ無謀な行動をするのか、その理由を伏線として前もってきちんと描いてある。
女を無意味に活躍させようとする稚拙な脚本だと、きっと薄っぺらい理由で敵前に飛び出させて、敵の矢なり弾なりがお梅を貫くシーンをスローモーションとかで流してそれを信繁が目撃するお涙頂戴展開とかなんだろうなーなんて意地悪い想像しちゃうw
まあ伏線に気づかなくて最初は私も「おとなしくしてろよ!」なんて思うくらいに忘れてたけどw
他にも数名くらい百姓の女性を画面上に出していればもう少し説得力持たせられたのかな。
薫殿と心通ったシーンの二人の笑顔はとても良かったな・・・それだけに退場は少し残念。
(どうでもいいけど薫殿って書くと剣心っぽい。すごくどうでもいい)
ナレーションの結果報告(?)があんなに重かったこともない。
徳川軍は1000人以上の死者で、真田軍は約50人
→死者すくなっ!真田すげー!
ってなるところ。
でもその50人の中に、信繁の大切な人が入っているという。(お梅も百姓仲間も)
かつてお梅が言った「勝てばそれでいいのですか?」という言葉がとても重い。
戦は勝てばいい、勝ってハイおしまい!、ではない。
そういう現実を身をもって知ったことは、信繁の生き方考え方にまたきっと大きく影響するんでしょう。
お梅の史実詳細がわからない(たぶんw調べてないから知らんw)からこそ、こんな使い方で信繁や視聴者に叩きつけるのもアリなのかな。
このさき側室も正室も増えるのだから、信繁が「他に側室はとらない」宣言しちゃった相手であるお梅をここで退場させのは正解だと思う。(現代の倫理観で見る視聴者対策として)
ただ、あの振る舞いは武士の妻としてはやはり失格ですよねw
大名が仕掛ける戦を、村同士の小競り合いの延長で考えちゃったのかな?
今回ばかりは「戦は男たちに任せておけばいい」と言い切るきりが正論だった。
(きりは珍しく当時の価値観してたなw)
武家の女は篭って城を守っていればよかった。
でもそういう環境で生きてきたわけではないお梅。
お梅は、母親であると同時に百姓として戦ってしまった。
ただの百姓にしてはもったいないほどの強さを持つ女性だった。
それが裏目に出たってことなんだろうな、きっと。
真田丸は、視聴者の間口を広げるために女性陣には現代口語を喋らせているらしいけれど、むしろ現代の感覚しか持っていない人が見るのはハードル高いんじゃないかなと個人的には思う。
物事の理由がはっきり説明されないから。
なぜここでああなったのか、なぜあの人はあんな行動をとったのか、それらの答えが作中で全部解説されるわけじゃない。
解説されるわけではないけど、伏線は随所に散りばめられているから、時代背景を知っているくらいの軽い知識があれば伏線を拾って紐解いたり結び付けたりしてドラマを読み解いていくことですべてが繋がる。
この作業が出来なければ真田丸というドラマは楽しめない。そんな印象だ。
そして念頭に入れておかなければならないのが、三谷氏は合戦を描くお方ではなくて人間ドラマを描くお方だということ。
真田の大河を三谷氏が~って発表された時点で、迫力ある合戦はハナから期待していない。
上田合戦と大坂夏の陣くらいはしっかり合戦っぽい映像を見たいなとは思ったけれど、限度はあるだろうと覚悟済み。
とりあえず、『真田丸』は大河ドラマなのだ。
時代考証映像資料ではない。
最新の研究結果を反映させつつも、資料の無い合間は三谷氏が膨らませたフィクションで繋いでゆくというドラマなんだって、そもそも製作の方が言ってるし。
いろいろ言ったけどぶっちゃけ今回は開始数分で心臓撃ち抜かれちゃってあんまり頭に入ってこなかったんだよね!
笑みwwwwwwwww兼続の笑みがwwwwwwwwwwwwwwwww
あのニヒルな感じたまらんwwwwwwww
三次でときめくことなんてほとんどないのに、兼続の笑みにキュン死()したw
普通は徴兵対象にならない60歳以上15歳以下(だっけ?)がいたって史実をコミカルにぶっ込んできたことに腹抱えたあとの不意打ち萌え爆弾・・・!
「真田が負ければ次に狙われるのは上杉」だってフッと笑ったのは、本音8割軽口2割くらい?w
「どう役に立つかは見当もつかんが」ってくそわろたw
援軍を出して真田に助力する・・・兼続としてはこれで景勝様の願いを果たしてるもんなw
真実を知らない景勝様は春日山城で真摯に真田の勝利を祈ってるのかなw
上杉家も大変だからね・・・最大限の義理なんでしょうね。
だめだ本当にこの真田丸の兼続たまらん好きすぎる!
今すぐお船になりたい・・・!!
クラスタって言葉嫌いだけど今だけ使わせて!
上杉クラスタで良かった・・・!!!!!!
わたくし一生涯、上杉家についていきます。
※冒頭と末尾のテンションの違いに自分でも困惑
PR
COMMENT